経営コンサル・税理士選びで不安な10のこと|大阪の税理士が正直に答えます

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社員は増えたのに、結局すべての判断が自分に集まってくる。
忙しく働いているのに、決算書を開くと思ったほど利益が残っていない。
そして、その悩みを本音で相談できる相手が、社内にも社外にもいない——。

そんな状態のまま、「経営コンサル」「税理士 変更」と検索していないでしょうか。

検索すれば、コンサル会社も税理士事務所もいくらでも出てきます。それでも申し込みボタンを押せないのは、料金が高いからではなく、「この人に任せて本当に大丈夫か」が分からないからだと思います。

正直に書きます。その警戒心は、正しい。経営の相談相手選びは、社員と会社の未来を左右する意思決定です。慎重になって当然です。

私は大阪で、年商1〜10億の成長企業の財務に伴走している税理士です。現在、東京プロマーケット上場準備中の企業の監査役、社会医療法人の監事を務め、複数社の経営会議・取締役会に出ています。この記事では、経営者の方が私たちのような外部パートナーに対して抱く典型的な10の不安に、一つずつ答えます。できないことは「できない」と書きました。読み終わったとき、依頼するかどうかは別として、「何を基準に選べばいいか」だけは持ち帰ってもらえるはずです。

「うちの場合はどうか」を先に聞きたい方へ

顧問契約の営業ではなく、御社の数字と課題を見ながら「外部パートナーに何を任せるべきか」を45分の無料相談で整理します。合わなければ、その場で正直にそうお伝えします。

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中身への不安——机上の空論で終わらないのか?

結論から書きます。この不安が当たるかどうかは、その相手が「自分の会社」と「他社の現場」の両方を経営者側の席で経験しているかでほぼ決まります。以下、一つずつお答えします。

不安1:理論ばかりで、現場を理解していないのでは?

この心配は、残念ながら現実によく起きています。フレームワークの説明は上手いのに、「で、明日うちの現場で何をすればいいのか」に答えられない専門家は実在します。

私の答えはこうです。私は税理士であると同時に、自分自身がひとつの事務所の経営者です。採用も、資金繰りも、値決めも、自分の腹で決めてきました。さらに現在、複数社の経営会議・取締役会に実際に出席しています。会議室で配られる資料の数字だけでなく、その数字の裏で社長が何に迷い、幹部が何を言い出せずにいるかを見る立場にいます。

理論は使います。ただし順番は逆です。現場の事実が先、理論は説明の道具。ここが逆転している相手は、選ばないほうがいい。これは経験上、間違いないと思っています。

不安2:立派な提案書だけ作って、終わりでは?

正直に書きます。提案書は、それ自体では1円も生みません

経営計画書も、改善レポートも、実行されなければただの紙です。だから私は、納品物の枚数ではなく「翌月の行動が変わったか」を仕事の基準にしています。月次で数字を確認し、決めたことがやれたか・やれなかったか、やれなかったならなぜかを一緒に見る。地味ですが、これが伴走の中身です。

逆に言えば、契約前に「納品して終わりですか、その後も一緒に見てくれますか」と聞くだけで、相手の姿勢はかなり分かります。この質問に口ごもる相手は要注意です。

不安3:他社の成功事例を、うちに押し付けられるのでは?

他社でうまくいった方法が御社で機能する保証はありません。業種、社員構成、社長の性格、銀行との関係——前提が違えば打ち手も変わります。

私の顧問先は、成長期の中小企業からスタートアップ、医療歯科、飲食まで幅があります。業種をまたいで見てきたからこそ言えるのは、「事例の横流し」は楽だが、効かないということです。だから私は、他社の話を持ち出すときも「これはあくまで別の前提での話です」と必ず添えます。まず御社の決算書と現場を見て、そこから組み立てる。順番はこれしかないと考えています。

人への不安——この人に本音を話して大丈夫なのか?

中身と同じくらい重いのが、「人」への不安です。経営の相談は、会社の弱みを見せる行為だからです。ここも正直に答えます。

不安4:契約したら、担当者が変わってしまわないか?

これは明確に答えられます。当事務所は、代表である私が直接担当します。担当変更はありません

大手のコンサル会社や税理士法人では、契約を取る人と実務をやる人が別、数年で担当が交代、というのは珍しくない仕組みです。それが悪いとは言いません。組織として合理的な面もあります。ただ、経営の相談相手として考えたとき、社長の性格・会社の歴史・過去の意思決定の経緯を知らない人に毎回ゼロから説明するのは、社長の時間と気力の大きな損失です。

担当が変わらないことは、小規模事務所の弱点の裏返しでもあります。私が対応できる社数には限りがある。だからこそ、一社ごとの理解の深さで勝負しています。

不安5:顧問料に見合う成果が、本当に出るのか?

言葉を選ばずに書きます。「必ず利益が増えます」と約束することは、私にはできません。経営の成果は市場や競合にも左右され、外部の人間が保証できるものではないからです。成果保証を掲げる相手のほうを、むしろ疑ったほうがいい。

私が約束できるのは、判断の材料を揃えることです。決算書を経営判断の言葉に翻訳する。資金繰りの先行きを見える形にする。融資や保証料の条件を点検する。意思決定の質が上がれば、結果は数字に表れやすくなる——この因果には、現場で何度も立ち会ってきました。

だからこそ、顧問料は「作業の対価」ではなく「意思決定の質への投資」として見合うかどうかで判断してほしいのです。見合わないと感じたら、契約しないほうがいい。それも正直な答えです。

不安6:会社の弱みを、安心して話せる相手なのか?

税理士には税理士法で守秘義務が課されています。ただ、社長が本当に知りたいのは法律の話ではなく、「弱みを見せたときに、この人はどう反応するか」でしょう。

私は社会医療法人の監事、上場準備中の企業の監査役という、組織の内部の重い情報を扱う役割を現に任されています。秘密を守れない人間に、この種の役職は回ってきません。そして経験上、社長が最初の面談で見せてくれる「きれいな数字」より、二回目以降に出てくる「本当は困っている話」からしか、意味のある仕事は始まりません。弱みを話してもらえないなら、私の仕事は成立しないのです。

未来への不安——うちの会社はついていけるのか?

最後の4つは、契約した後の未来に関する不安です。ここが一番、正直さが問われるところだと思います。

不安7:AIやDXを勧められても、うちは使いこなせないのでは?

使いこなせないツールを入れても、現場が疲弊するだけです。これは断言できます。

私はfreee認定アドバイザーとして、クラウド会計の導入や経理業務フローの改善、AI活用の設計を支援しています。その立場で言いますが、ツールは目的ではなく、社長と社員の時間をつくる手段です。だから私は「何を入れるか」の前に「何をやめるか」から入ります。今の業務のうち、なくせるもの・まとめられるものを先に整理し、残った部分にだけ道具をあてる。社員のITへの慣れ具合に合わせて、段階を分けます。

最新ツールを次々に勧めてくる相手には、「それで誰の時間が何に使えるようになるのか」を聞いてみてください。答えが曖昧なら、その提案は道具が目的になっています。

不安8:経営理念や組織づくりまで、理解してくれるのか?

数字だけ見て「利益率を上げましょう」と言うのは簡単です。しかし、社長が本当に悩んでいるのは多くの場合、数字の手前にあります。社員が指示待ちで動かない。理念を掲げても現場に浸透しない。人が辞めるのが怖くて、本音で向き合えない——。

私は、理念と利益は対立しないと考えています。理念は方向を決め、数字はその進み具合を測る。どちらが欠けても会社は迷走します。経営会議に出ていると、業績の議論が実は組織の議論だった、という場面に何度も出会います。賞与の原資の話は社員への還元の話であり、部門別の数字の話は権限移譲の話です。数字を扱う人間が理念に無関心でいることは、本来できないはずなのです。

ただし、正直に書きます。私は組織開発の専門家ではありません。評価制度の詳細設計や研修プログラムそのものは、専門の方の領域です。私にできるのは、理念や組織の課題を数字とつなげて経営会議のテーブルに載せることまで。その線引きは最初にお伝えします。

不安9:計画を作った後、現場への落とし込みまで支援してくれるのか?

します。というより、そこからが本番だと考えています。

経営計画は、社長の頭の中にある間は機能しません。月次の数字に落ち、会議の議題になり、幹部が自分の言葉で語れるようになって、初めて計画は現場を動かします。私は月次のモニタリング、経営会議への同席、経営ダッシュボードの設計・構築を通じて、計画と現場の間を往復する部分を支援しています。

一方で、実行の主役は社長と社員です。外部の人間が現場を直接動かすことはできませんし、それをやると社員が「コンサルの言うことだから」と他人事になります。私の役割は伴走であって、代走ではない。ここを混同した支援は、長期的には会社を弱くすると思っています。

不安10:長く信頼関係を築ける人なのか?

これは、言葉でいくら説明しても証明できない問いです。信頼は契約書ではなく、時間が作るものだからです。

判断材料として言えることは三つあります。第一に、私は代表として自分の名前で仕事をしており、担当交代で関係がリセットされることがありません。第二に、監査役・監事という役割は単発の取引ではなく、年単位で組織に関わり続ける仕事です。継続的な関係の中で信頼を積む働き方を、現にしています。第三に、この記事で書いてきた通り、できないことはできないと言います。期待値を最初に正直に揃えることが、長い関係の唯一の土台だと考えているからです。

それでも合う・合わないはあります。だからこそ、まず無料相談で私という人間を見て、判断してください。

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選んではいけないコンサル・税理士の特徴は?

最後に、逆側から整理します。どの事務所・どの会社を選ぶにしても、次の特徴に当てはまる相手は避けたほうがいい。私が現場で見てきた範囲で、トラブルの元になりやすいパターンです。

❌ 選んではいけないコンサル・税理士の特徴

  • 成果を保証する——「必ず利益が◯%改善」と言い切る相手ほど、契約書では何も約束していないことが多い
  • 契約前に決算書を見ようとしない——御社の数字を見ずに出てくる提案は、誰にでも出せる提案
  • 納品物の話ばかりで、実行後の関わり方を語らない——「立派な報告書」で仕事が終わる合図
  • デメリットや「できないこと」を一切言わない——正直さは契約後には増えない。契約前が最大値
  • 担当者が誰になるか、契約前に明言しない——会う人と担当する人が違う仕組みは、最初に確認する
  • 社長の話を遮って、自分の型に当てはめようとする——初回面談での聞く姿勢は、その後の関係の縮図

一つ付け加えると、この基準は当事務所にも向けてください。無料相談で私がこれをやっていたら、契約しないほうがいい。それくらいの基準として使える内容だと思っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 税理士と経営コンサルタントは、どちらに相談すべきですか?

悩みの中心が「お金と数字」なら、決算書・資金繰り・銀行対応まで一体で見られる税理士側から入るのが早いケースが多いです。税理士は毎月の数字に触れ続ける立場なので、単発の診断で終わらず継続的に伴走しやすいという構造的な違いがあります。組織や人事の専門的な設計が中心なら、その分野の専門家との併用も選択肢です。詳しくは税理士が財務コンサルとして伴走するメリットで解説しています。

Q2. 今の顧問税理士がいるのですが、相談してもいいですか?

かまいません。実際、顧問税理士がいる状態でセカンドオピニオンとして相談に来られる方は珍しくありません。今の税理士を変えるべきかどうかも含めて、正直にお答えします。記帳や申告は今のまま、経営会議や財務戦略の部分だけ関わる、という形もあります。

Q3. 大阪の会社でなくても相談できますか?

できます。当事務所は大阪市淀川区ですが、オンラインで全国対応しています。経営会議への参加や月次のモニタリングもオンラインで実施できます。対面をご希望の場合は、新大阪駅からのアクセスが便利です。

まとめ|不安が消えてから選ぶのではなく、不安ごと話せる相手を選ぶ

10の不安に答えてきました。最後にもう一度、正直に書きます。

この記事を読んでも、不安はゼロにはならないはずです。それでいいと思います。不安が完全に消える選択など、経営には存在しないからです。大事なのは、不安が消えるのを待つことではなく、その不安ごと率直に話せる相手かどうかを、自分の目で確かめることです。

社員が自ら動く組織をつくりたい。利益を残して、社員にしっかり還元したい。そのために、経営者は数字と向き合う時間と、未来を描く余白を取り戻す必要があります。一人で抱え続けるか、それとも一度、外の人間に数字ごと見せてみるか。

また明日も、全部の判断を一人で背負う日々に戻るのか。それとも、隣で一緒に数字を見る人間を、一度試してみるのか。分かれ道は、いつもその一歩です。

まずは45分、話してみませんか

契約の話は、しなくてかまいません。今の悩みと決算書を持ってきていただければ、「何を外部に任せ、何を社内でやるべきか」を整理してお返しします。合わないと感じたら、遠慮なく断ってください。

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この記事を書いた人

稲田光浩(いなだ みつひろ)

税理士/稲田光浩税理士事務所 代表
年商1〜10億の成長企業オーナー専門・freee認定アドバイザー

  • 顧問先:成長期の中小企業・スタートアップ・医療歯科・飲食等
  • CFO顧問の伴走実績あり、新規CFO顧問の受付を再開しています
  • 監査役:東京プロマーケット 上場準備中の企業 1社
  • 監事:社会医療法人 1法人
  • 経営会議・取締役会への参加経験:複数社
  • プロジェクト型支援領域:経営ダッシュボード設計・構築/経営計画策定/資金調達伴走/経理業務フロー改善/AI活用設計

〒532-0011 大阪市淀川区西中島4-2-21 ミツフ新御堂筋ビル605

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