顧問税理士を変えるべきか、30項目で診断する

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経営者向けチェックリスト
顧問税理士を変えるべきか、
30項目で診断する
税理士乗り換えチェックリスト30
提案 / 数字の説明 / 経営への関与 / レスポンス / 料金 / 未来への備え

「なんとなく不満」を、30のYES/NOで言葉にする。
答えは「変える」だけではありません。まず対話するという選択肢も含めて。

稲田光浩税理士事務所 大阪市淀川区西中島(新大阪)|クラウド会計 × 社外CFO

このチェックリストの使い方

顧問税理士への不満は、多くの場合「なんとなく物足りない」という曖昧な感覚のまま、何年も放置されます。曖昧なままでは、対話もできず、決断もできません。

このチェックリストは、その「なんとなく」を30の具体的な項目に分解し、YES/NOで可視化するためのものです。

回答のルール:次ページからの30項目について、当てはまるものにYES、当てはまらないものにNOのチェックを入れてください。
迷ったら「直近1年間の事実」で判断してください。期待や好意ではなく、実際にあったか・なかったか。このシートは誰にも提出しません。正直につけるほど、判断が正確になります。

先に、税理士の側から正直に書きます。

YESが多い=今の税理士が悪い、とは限りません。

税理士との契約には「記帳と申告を確実にやる契約」から「経営会議に入り込む契約」まで幅があります。記帳中心の低価格な契約で、経営提案や銀行同席まで期待するのは、契約と期待のミスマッチです。責めるべき相手はいません。

問題は善し悪しではなく、会社の成長ステージと、いま受けているサービスが合っているか。この1点です。創業期にぴったりだった関係が、年商が数億円になった今も合っているとは限らない。それだけのことです。

6つのカテゴリで診る

分類カテゴリここで診ること
A提案の有無待ちの姿勢か、先回りの姿勢か
B数字の説明試算表・決算書が「社長の言葉」で届いているか
C経営への関与税務の外側──融資・計画・資金繰りまで踏み込んでいるか
Dレスポンスと相性スピード・接点の頻度・相談のしやすさ
E料金と価値何にいくら払っているか、納得して払えているか
F未来への備え承継・DX・出口──5年先の話が出ているか
やってはいけないこと:チェック結果だけを根拠に、感情的にその場で解約を切り出すこと。判定のページで書きますが、YESの数によって取るべき行動は「対話」と「乗り換え検討」に分かれます。順番を間違えると、引き継ぎで会社側が損をします。

チェック(1/2)── 提案・数字の説明・経営への関与

A提案の有無 ── 先回りしてくれているか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
1決算の2〜3ヶ月前に、利益の着地見込みと決算対策の提案がない
2税制改正・補助金・優遇税制の案内が、税理士から届いたことがない
3節税策や優遇税制を、自分でネットで調べて税理士に確認したことがある
4設備投資や採用など大きな支出の前に、税務・資金面の事前アドバイスを受けたことがない
5提案は、こちらから聞かないと出てこない(聞けば答えてくれるが、先回りはない)

Aカテゴリ YESの数:__個 /5

B数字の説明 ── 社長の言葉に翻訳されているか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
6試算表が手元に届くのは翌々月以降で、経営判断には使えていない
7試算表や決算書の中身について、説明を受けた記憶がほとんどない
8説明が専門用語のままで、経営の言葉に置き換えてもらえない
9「社長、この数字を見てください」という指摘を受けたことがない
10前年比・計画比など、比較の視点で数字を見せてもらったことがない

Bカテゴリ YESの数:__個 /5

C経営への関与 ── 税務の外側まで踏み込んでいるか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
11経営の相談(売上・利益・投資の判断)をしたことがない。話題は税務だけで終わる
12銀行融資の際、資料作成の支援や面談同席などのサポートがない
13事業計画・経営計画を一緒に作ったことがない
14資金繰り表を作る・見るサポートを受けたことがない
15「5年後、会社をどうしたいか」を税理士から聞かれたことがない

Cカテゴリ YESの数:__個 /5

チェック(2/2)── レスポンス・料金・未来への備え

Dレスポンスと相性 ── ストレスなく話せているか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
16質問への返事に1週間以上かかることがある
17担当者が何度も変わり、そのたびに会社の説明をやり直している
18税理士本人と会う(話す)のは年1回以下
19相談しにくい雰囲気があり、聞きたいことを飲み込んだことがある
20チャットやオンライン面談など、こちらが望む連絡手段に対応してもらえない

Dカテゴリ YESの数:__個 /5

E料金と価値 ── 納得して払えているか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
21顧問料の内訳(何にいくら払っているか)を、自分で説明できない
22料金改定(値上げ)の際に、理由や内容の説明がなかった
23記帳・申告以外に、顧問料に見合うサービスを受けている実感がない
24決算料・年末調整など、何が顧問料に含まれ何が別料金かが曖昧なまま
25料金の話を切り出しにくく、疑問を抱えたまま何年も経っている

Eカテゴリ YESの数:__個 /5

F未来への備え ── 5年先の話が出ているか

No.チェック項目(当てはまればYES)YESNO
26事業承継や自社株の話が、税理士から出たことがない
27クラウド会計・AI・DXの話題が一切出ない(紙と手作業が前提のまま)
28経理業務の効率化について、提案を受けたことがない
29相続や個人資産と会社の関係について、話したことがない
30M&A・事業売却など、将来の選択肢としての情報提供を受けたことがない

Fカテゴリ YESの数:__個 /5

集計(記入欄)

カテゴリA 提案B 数字C 経営D 対応E 料金F 未来合計
YESの数(各5項目)

判定 ── YESの数で、取るべき行動が変わる

YESの数(合計)状態と、次にやること
0〜5個 良い関係です。いまの税理士との関係は、会社のステージに合っています。乗り換えを考える必要はありません。YESがついた項目だけ、次の面談でさらっと伝えてみてください。良い税理士ほど、指摘を歓迎します。
6〜14個 要対話ゾーンです。不満はあるが、関係を壊すほどではない──このゾーンの正解は、乗り換えではなくまず対話です。YESが集中したカテゴリを見てください。「試算表の説明がほしい」「決算前に対策の打ち合わせをしたい」と具体的に伝えれば、応えてくれる税理士は少なくありません。それは契約内容の見直し(料金アップを含む)とセットになることもありますが、引き継ぎコストを考えれば、対話のほうが安く済むケースが多いのが実際です。
15個以上 乗り換え検討水準です。半分以上の項目でYESがつく状態は、個別の改善要望で埋まる差ではなく、求めているサービスの種類そのものが違う可能性が高い。この場合も、いまの税理士を責める必要はありません。「会社が成長して、必要なものが変わった」と整理して、次のページの手順で冷静に進めてください。

カテゴリ別の読み方 ── どこにYESが集中したか

YESが集中した所意味すること
A・C(提案・経営)「記帳・申告型」の契約と、「経営パートナー型」への期待のズレ。会社の成長に契約が追いついていない典型パターンです。
B・D(数字・対応)サービスの型より、コミュニケーションの問題。対話で改善する余地が比較的大きいゾーンです。
E(料金)金額の高い安いより「説明のなさ」が不満の正体であることが大半。内訳を聞くところから始めてください。
F(未来)いま困っていなくても、承継・DXは準備に年単位でかかります。ここのYESは「急ぎではないが重い」宿題です。
やってはいけないこと:YESが15個以上あったからといって、次の税理士を決める前に、いまの契約を解約すること。顧問税理士の空白期間ができると、申告期限・年末調整・納税予測が宙に浮き、困るのは会社側です。順番は必ず「次を決めてから、いまを解約」です。
このチェックリストの限界も正直に書きます。30項目は「サービスのズレ」を映しますが、税理士の実力そのものは映しません。実力の差が最もはっきり出るのは、決算書です。乗り換えを検討する段階になったら、候補の税理士に決算書2期分を見せて、何を指摘してくるかを比べてください。それが一番確実な見極めです。

乗り換えを決める前に知っておくべきこと

1 次の税理士を先に決める。複数の候補と面談し、決算書2期分を見せて比較する。ここで「今の税理士への不満」を細かく話す必要はありません。「会社のステージが変わり、求めるものが変わった」で十分です。
2 契約書の解約条項を確認する。顧問契約には「◯ヶ月前までに通知」という予告期間が定められていることがあります。ここを確認せずに動くと、切替時期の計画が狂います。
3 いまの税理士に伝える。感謝をベースに、簡潔に。理由を長々と説明するほど角が立ちます。これまでの支援への礼を先に、変更の話を後に。士業の世界は狭く、円満な引き継ぎは自社の信用を守ることでもあります。
4 預けている資料を返してもらう。決算書・申告書の控え、総勘定元帳、固定資産台帳、税務署への届出書の控え、会計データ。ここが揃わないと新しい税理士が過去を再現できません。返却リストを作って漏れなく回収してください。
5 新しい税理士に引き継ぐ。資料の受け渡しと初期設定は、新しい税理士側が主導するのが普通です。会社側の実務負担は、一般に想像されているより軽く済みます。
タイミングは「決算申告が終わった直後」がベストです。1年分の処理がきれいに完結した状態で引き継げるため、新旧どちらの税理士にとっても、会社にとっても負担が最小になります。逆に決算直前の切替は、責任の所在が曖昧になりやすく、おすすめしません。決算まで数ヶ月という時期なら、「今期はいまの税理士で締めて、来期から切り替える」計画が現実的です。

伝え方の具体的な文例や、ケース別の段取りまでは、この紙面には書き切れません。無料相談の際に、御社の状況に合わせてお伝えしています。

次の一歩

無料45分相談 + 決算書2期分診断

このチェックリストの結果と、決算書2期分をお持ちください。
YESが集中したカテゴリが「対話で埋まる差」か「サービスの種類の差」か、数字と併せて率直にお伝えします。
診断の結果、「いまの税理士との対話で解決します」とお伝えすることもあります。

Webフォーム:https://inada-tax.com/#formarea
お電話:06-7777-1762(平日9:00〜18:00)
LINE:https://line.me/R/ti/p/@325iobwg(ID:@325iobwg)

監修

監修:稲田 光浩(いなだ みつひろ)/税理士(登録番号135413)
税理士業界19年・税理士登録8年目。TPM上場準備企業の監査役、社会医療法人の監事を務め、複数社の経営会議に参画。クラウド会計(freee認定アドバイザー)と社外CFOサービスで、成長期の中小企業を支援している。

稲田光浩税理士事務所
〒532-0011 大阪市淀川区西中島4-2-21 ミツフ新御堂筋ビル605(新大阪駅 徒歩圏)
TEL:06-7777-1762|Web:https://inada-tax.com

本資料の無断転載・複製を禁じます。© 稲田光浩税理士事務所

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